普段、みなさんはホルンの右手について考えたことはあるでしょうか?
教則本などに書かれている事を実践している人も多いと思います。
しかし、身長や体重など人それぞれに違うのと同じように手の大きさも人それぞれです。
今回は右手について考えていきましょう。
- 先生にホルンの構え方を教わったけど、しっくりこない
- 音程が高いと言われる
- プロの様な柔らかい音色に憧れるけど出来ない…
こんな感じの悩みを持ってる人も多いんじゃないかな?
分かりやすく解説していくね!
右手は楽器のパーツの1つ
ホルンの楽器はベルの中に右手を入れる事で適正な音程になる様に楽器が設計されています。
長い管の先端に右手で少し管を足してあげるって感じですね。
ですので、ベルの端の方を右手で支えてもホルン本来の楽器として不完全な形となってしまいます。
トランペットやトロンボーンとは違って右手を入れて楽器が完成するっておもしろいよね!
右手の位置はどうするのが正解?
答えは1つではない
一番最初に知っておいて欲しい事があります。
それは、右手の最適な位置は人によって微妙に違う事です。
はじめにも書きましたが、人それぞれ体格も違えば手の大きさも違います。
教則本に書いてあることは平均的な答えであってすべての人に当てはまる事ではないよ
右手の位置を決める時のポイント
- マウスピースだけでチューニングしてみましょう。
- マウスピースで音を鳴らしながら楽器にさしてみます。
この時は右手をベルの中に入れずに行います。
(おそらく、マウスピースで演奏してた時よりも音程は高いと思います。) - 同じ様に楽器を吹いた状態で、右手をベルの中に入れていきます。
- 右手の位置を調整しながら音程の落ち着くところを探してみましょう。
ある程度落ち着いてきたら同じように構えやすい所も探してみると良いです。
マウスピースの音程とベルから出てくる音程が同じになる様にするって所が大切だよ!
楽器のチューニングがそもそもおかしいかも?
そもそも、楽器のチューニングがおかしい可能性もあります。
だいたいチューニングスライドはほとんどの楽器で1㎝から2㎝程度抜く位でちょうど良い様に感じます。(気温に左右されますが…)
その確認方法は
- 普通に演奏する
- マウスピースだけ抜く(難しかったら周りの人に手伝ってもらおう)
この時にマウスピースでの音程が楽器での音程をだいたい同じくらいになる様に調整します。
チューニングスライドと手の位置のバランスを見ながら
自分のベストポジションを探すの大変だぁ…
位置を決める時の注意点
右手の位置は人それぞれと最初に言いましたが、基本的な構え方もある事を忘れてはいけません。
も合わせて読んでみて下さい。
まとめ
音程が上ずる!って感じているほとんどの人が
・右手の位置がおかしい
・マウスピースの音とベルの音が合っていない
この2つの理由で音が高くなりやすい傾向にあると思います。
特に夏の暑い時期はこういった症状になりやすいので注意してみてください。
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