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木管五重奏でのホルンの吹き方とは?:小さく吹けば良いわけではありません

コラム

木管五重奏でホルンを吹いていたら、「音が大きい」とか「うるさい」と言われた経験がある人は結構多いのではないでしょうか?

だからと言って全部の音を小さく吹くと存在感がなくなっちゃうし、何よりアンサンブルをしていても楽しくなくなっちゃいますよね。

今回はどうすれば木管五重奏でストレスなく楽しく演奏する事ができる様になるのかを一緒に考えてみましょう!

今回のポイント
  • 木管五重奏でもppが怖くなくなる
  • 木管五重奏が分かればアンサンブルが楽しくなる。
  • アンサンブルの基本が分かるようになるのでどんなアンサンブルをやっても応用できるようになる

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木管五重奏の中のホルンは金管楽器

音が大きいって言われるのはしょうがない

そもそも、ホルンは木管五重奏の中では唯一の金管楽器です。基本的に大きい音が鳴っちゃうのでそこは割り切るしかないんです。。。

だからと言って小さい音だけを鳴らすのでは表現がうまく出来ないし、なにより面白い演奏をする事ができなくなってしまいます。

かずお先生
かずお先生

小さい音ばっかりだとストレスたまっちゃうし、ここから発想の転換でいきいきとした演奏ができる様に作戦を立てましょう!

ホルンの木管五重奏での作戦

作戦その①

みなさんは合奏をやっていて、「f(フォルテ)」と書いてあるから大きく吹いていると指揮者に「うるさい」と言われた事はあるでしょうか?

逆に、「p(ピアノ)」と書いてあるから小さく吹いていてももっと大きくって言われたりしますよね?

要は場面に合った聴こえる音があればあればいいんです。

具体的には、長い「f」の音はずっと大きく鳴らすのではなく、初めは大きくても少し「デクレッシェンド」をみましょう。

かずお先生
かずお先生

周りの人の音が聴こえる様に演奏出来るとあんまり「うるさい」って言われなくなるんだよ!

作戦その②

楽譜に書いてある「>(アクセント)」や「sfz(スフォルツァンド)」等を思っているよりも大げさにやってみる。

これをすると聴いている人の耳がアクセントの方に行くのでその後に伸ばす音とかが案外耳障りになりにくかったりします。

作戦その③

タンギングに頼らない。

音を発音する時のタンギングって実は音のアクセントの様な物なのです。

さっきも言いましたが、アクセントって耳につくので聴く人の意識がもっていかれやすいんです。

なので時にはタンギングをしないで音を発音することが時には有効な手段になります。

この技が自由自在に操れるとかなりな確率で「うるさい」が回避できるようになりますよ!

かずお先生
かずお先生

タンギングをしない発音方法をマスター出来たら音の出だしも怖くなくなっちゃうね!

その他の作戦

アンサンブルって何人かで集まって演奏することなのでいくら自分一人が完璧に演奏しててもうまく行かない事もよくあります。

そんな時は、相手がどんな状況なのかをよく考えてみることが大切です。

①例えば、ホルンが中音域の「pp(ピアニッシモ」、オーボエの人が最低音の「C」の音を「pp」を一緒に演奏するという場面に出くわしたら… 

すこし豊かな音で演奏してあげましょう。オーボエにとって最低音域の「pp」の演奏はすごく難しいのです。

②例えばフルートのメロディーが低音域でホルンがハーモニーを作っているとしたら…

たとえ楽譜に「mf(メゾフォルテ)」と書いてあっても小さめに演奏してあげましょう。

フルートの低音は大きく演奏することが難しかったりします。

かずお先生
かずお先生

こんな感じで一緒に演奏する仲間の得意不得意を把握して、仲間が難しそうな所で自分が助けてあげられそうなら、こっそり助力してあげる事がうまくいく秘訣になるんじゃないかな?

まとめ

ホルンにとって木管五重奏などの木管アンサンブルに加わることは普段の吹奏楽で演奏するよりも「繊細で緻密な作戦」が必要になるのはわかってもらえたでしょうか?

しかし、その「繊細で緻密な作戦」をしっかりと理解して実行できるようになると自分のホルンの演奏がより美しく豊かな表現をすることが可能になっていくんですよ!

ぜひみなさんも自分を知り相手を思いあった演奏ができる様に日々練習を頑張ってください。

※この記事は、消費者庁国民生活センター等の情報も参考にして作成しています。