リップスラーとはホルンを含めた金管楽器特有の演奏技法です。
運指を変えず、タンギングをせずに音を変える事です。
タイトルにあるように”リップスラーを極めし者はホルンを極めし者”と言っても過言ではありません。
極めし者とか言ってみましたが、
身構える事なく、ゆっくりとしっかりと練習していけば問題ないです。
それでは一緒に練習していきましょう。
リップスラー練習する事によるメリットは?
リップスラー練習する事によるメリットとはなんでしょうか。
- スラーが上手になって表現の幅が広がる
- 音があたるようになる
- 音域が広くなる
それぞれ詳しく解説しますと
「スラーが上手になって表現の幅が広がる」は
ホルンで曲を吹く時に音と音を綺麗につないで演奏する事が出来ればやりたい表現がやりやすくなるという事になります。
「音があたるようになる」は
リップスラーがうまく吹けるようになる
↓
音のイメージと唇の振動がうまくリンクするようになる
↓
普段の音を吹く時も音のイメージと唇の振動がうまくリンクするので音があたるようになる
「音域が広がる」は
リップスラーがうまく正確にできるようなると、だんだん小さな動きで音の移動ができるようになります。
今までは「ド-ミ」を吹くのに100の力を使って事が50の力で出来るようになれば、
今度は100の力で「ド-ソ」が吹けるようになる。これを繰り返せばどんどん音域が広がるという事
どのメリットもホルンを吹いていれば手に入れたい能力だよね。
しっかりじっくり練習して自分の力にしていこう!
リップスラー練習
それではやっていきましょう。っとその前に
全ての基本の呼吸についてまだ見てない人は一度見てから練習をはじめましょう
- 絶対にタンギングしないでやりましょう。
- 音が移る時に力を込めすぎず、唇を柔らかく使って滑らかにスラーで音が繋がるように。
- 吹く前に必ずどんな音をだすのかイメージして吹き始めること。
- スラーに気を取られすぎずに素敵な音で練習すること
まずはこの練習から。あせらずじっくりと。
F管の練習譜
B♭管の練習譜
慣れてきたらもう少し難しい課題をやってみましょう
はじめから気を付ける事を全部できる人はいません。
何度も繰り返しなが1つずつ気を付けるポイントを増やしていき、最後には全部いっぺんに気を付けて演奏できるようにしましょう。
まとめ
きっちりできるようになればだんだんと普段練習している曲で出来る事が増えてきていると思います。
色んな曲が吹けるようになれば今までよりももっとホルンが面白くなってくるのではないでしょうか?
どんどんホルンのある生活を楽しめるようになってください!
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