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リップトリルの極意を伝授!上達するための秘訣と練習のポイント

リップスラー

リップトリルってホルン吹いている人にとって必ず壁となる奏法ですね。

ここまで来る事が出来ればほぼ基礎的な事は通過してきたのではないかと思います。

しかし、出来る様になればレベルアップ間違いなしの技術なので焦らず気長にやっていって出来る様になっていきましょう。

裏技の様なものはないのですがある程度早く舌や唇周りを動かすことが出来れば誰にでもできる技術です。

今回は夢の超絶技巧!リップトリルについて練習していきたいと思います。

かずお先生
かずお先生

リップトリルって難しい様に感じるけど「コツ」がつかめると意外とすぐに出来ちゃったりするんだよね。
ここまで頑張って来れた皆さんなら、すぐに出来なくてもやっていけば必ず出来る様になるから
諦めずやっていこう!




そもそもリップトリルとは

リップトリルとはトリルをリップスラーでやってしまう奏法の事です。

これは金管楽器独特な奏法ですね。

木管楽器、弦楽器、ピアノでは指を変えるときっちりと音が変わってくれますが、

金管楽器の場合、特に高音域に行くにつれて、同じ指でたくさんの音を出すことが出来てしまう関係で、指でトリルをかけようとすると指を変えているのにも関わらず同じ音が鳴ってしまう事があります。

同じ音が連続しない様にするために、指を固定して高速リップスラーを使ってトリルをする事をリップトリルといいます。

かずお先生
かずお先生

難しく言葉で書いたけど、要するに

「高速リップスラートリル」=「リップトリル」

という事だよ♪

リップトリルのメリット

リップトリルのメリットですが、

  • リップスラーよりも繊細なコントロールが身に付く
  • 高音域が出る様になる
  • 唇のリラックスに役に立つ

この様な感じでしょうか?それぞれ解説します。

「リップスラーよりも繊細なコントロールが身に付く」
リップトリルは唇をや舌の往復運動を小さく速く行います。その為音を変えるための最小の動きが身に付きます。

「高音域が出る様になる」
最小の動きで音を変える事が出来る様になるので、高い音を出すための唇の動きも少なくてすみます。
今まで100の力で出していた高音域が80の力で出る様になれば、その状態で100の力を出せばより高い音が出るという事ですね。

「唇のリラックスに役に立つ」
往復運動を小さく速く行う為には無駄な力を抜いてリラックスした状態にならなければできません。
リラックスした状態を作ることは他の色んな奏法をする時にとても良い結果を導いてくれる要因になるのでとても良い事です。

かずお先生
かずお先生

リップスラーって出来るとカッコイイだけじゃなくて
ついでに良い事がたくさんあるんだね!

リップトリル練習

それではリップトリルを練習していきます。練習のコツは…

  • ゆっくりから徐々にテンポを上げて練習しますが、自分の限界!ってテンポよりもさらに速いテンポでしばらくやってみる事
  • 唇や舌が出来るだけ少ない動きで音が変わる瞬間を感じる事

今からやる練習は「高速リップスラーを使ったトリル」です。

どんな時で速い動きを練習する時はまずゆっくりから練習する事がセオリーです。

自分の出来るテンポでやってみましょう!

テンポが速くなってきたら音をスムーズに変える事が難しくなってくると思います。

そんな時はアンブシュアや舌をリラックスしてできるだけ脱力したまま吹いてみましょう。

速いテンポで出来なくても頑張っていると… ドレド… ドレドレ… 

という感じに何故か3つだけとか4つだけが高速で音が変わる瞬間がやってきます

ここま来れば習得はもうすぐです!もう少しがんばりましょう!!

かずお先生
かずお先生

「口やあごは動かしてはいけない」は間違いだよ。必ず少しは動くから。
でも、動きすぎには注意かな…

リップトリル中の舌の動き

私自身のリップトリルをやっているときの舌の位置はどうなってるのか考えた所

「よ」と「お」を繰り返す感じになっていました。これを早くやると

「よおよおよお………YOYOYO」こんな感じで「よよよ」を吹きながらやってるなという感じでした。

しかし、他人の事は参考程度に!自分にあった方法を探すようにしてください。

リップトリルの運指表

こういうのあると便利だと思うのでのせておきます。

まとめ

私自身は大学を受験する時にはじめてリップトリルが必要な曲に対面してどうしたものかを考えて今回の練習方法で出来るようになりました。

ゆっくりなテンポから少しずつあげて自分の限界のテンポまでを練習して、次の日はその限界テンポを1メモリでも早くできるようにを繰り返すと

ある日ドレド… ドレドレ…という感じに少しだけ高速移動ができるようになっていきました。

そこからは割とすぐに高速移動を維持できるようになっていきます。

無駄な力を抜いて、出来るだけ少ない力で音を移動する事が身に付く練習なので、これをマスターすると色んな奏法に応用することができます。

ハイトーンやタンギング。もちろんスラーや音色にも活きてきます。

みなさんも是非マスターしてみてください!

※この記事は、消費者庁国民生活センター等の情報も参考にして作成しています。

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