部活で学校から楽器を借りていてもホルンのマウスピースだけは自分で買った人も多いのではないでしょうか?
直接唇にふれるパーツで個体差で吹奏感もすごく変わるりますし、
楽器本体は高価でなかなか手が出ませんが、マウスピースだけなら1万円前後なのですから費用対効果が1番高いパーツではないでしょうか?
今回は自分にあったマウスピースの選び方について見ていきましょう。
みんなにあったマウスピースを一緒にみつけよう!
マウスピースの選ぶ手順
とりあえず色々と専門用語もありますが、手順としては
- 使用する楽器に合ったシャンクを確かめる
- 「Uカップ」か「Vカップ」を決める
- リムの厚みや形状を決める
- リムの内径を決める
- カップの深さ・ボアの大きさを決める
マウスピースはこの順番で決めていきます。
型番がわかってたらネット通販で安く買う事もできるけど、同じ型番のマウスピースでも個体差があって、実際に吹いてみると微妙に違うのでできるだけ大きな楽器屋さんに行って試奏してから購入するのが1番間違いがないし自分にあったマウスピースに出会えるよ!
はじめてのマウスピースはスタンダードモデルがおすすめ
楽器屋さんにマウスピースを買いに行くとショーケースの中に色んなメーカの色んな型番のマウスピースがずらりと並んでいてどれを選んだら良いかわからずに目移りしてしまうと思います。
しかし、中には極端に高音域に特化したカップの浅すぎる物や、逆に低音域に特化したカップの深すぎる物があったりします。
こういった何かに特化したモデルは出来る事が限定されてしまうので、はじめのうちは避けた方が良いです。
スタンダードモデルは大きさも深さも中くらいでなんでも出来るモデルなので初心者のうちはそういったモデルを選ぶ事がおすすめです。
初心者の人は楽器に付属してるマウスピースでしばらく練習して
ある程度吹けるようになってから自分に合ったマウスピースを探すのがおすすめかな
実はシャンクに種類がある
まずはホルンのマウスピースの断面を見てみましょう。各部の名前もおぼえておくといいかも?
シャンクというのはマウスパイプにをマウスピースを差し込む部分の事を言います。
ホルンのマウスピースには大きく分けて2種類あってヨーロピアンシャンクとアメリカンシャンクがあります。
みなさんの持っている楽器がどちらのシャンクに適合しているのかを確認して買わないと、楽器に付けた時に浅くしかささらずグラグラしたり深くささりすぎて音程が高くなったりします。
最近はダブルシャンクといってどちらのタイプにも対応するものあるみたいだね。
とはいえ買う前にちゃんと自分の楽器との相性を確認しないとだめだよ!
本格的に選んでいきましょう
シャンクの確認も済んだところで本格的に自分に合ったマウスピースを選んでいきましょう。
マウスピースで選ぶポイントになる部分は
- カップの種類
- リムの厚みや形状
- リムの内径
- カップの深さ
- ボア
この5つに注目して選んでいくとよいと思います。
「カップの種類」
ホルンのマウスピースには「U」と「V」の2種類のカップが存在します。
Uカップ
・スラーがやりやすい
・高音が当たりやすい
・アタックがきつくなりにくい
Vカップ
・スラーがやりにくい
・低音がなりやすい
・アタックがはっきりしやすい
「リムの厚みや形状」
楽器と自分の体との接点になる部分ですから、唇に付けてみて違和感があるようなら問題外。
ちょっと吹いてみてしっくりくるものを選びましょう。
リムが厚い
・バテにくい
・コントロールが難しい
リムが薄い
・バテやすい
・コントロールしやすい
「リムの内径」
マウスピースの内側の大きさの事です。一般的なものは17.5㎜です。
小さい方が高い音がでやすく、大きければ低い音が出しやすい傾向にあります。
「カップの深さ」
・浅いと高音がでやすく軽い響きに
・深いと低音がでやすく太い響きに
「ボア」
音色や音量に影響がある場所。標準は4.0㎜
ボアが太い
・太めの音色
・大き目な音量
ボアが細い
・明るめな音色
・コンパクトな音量
マウスピースを選ぶ時の決め手
マウスピースを選ぶ時の決め手は…
自分がどういうホルン奏者になりたいかをしっかりとイメージするという事です。
今の自分の得意・不得意をしっかりと理解して
得意を伸ばすのか、不得意をなくすのかを決める事が大切です。
後は自分の出したい音色がだせるのかも大切にしたいポイントです。
しかし、1番大切な事は
吹きやすい事が1番大切な決め手だと思います。
気持ちよく吹けないと練習もただのストレスになっちゃうからね!
初心者におすすめマウスピース
初心者の人はまず真ん中のサイズから試していくのがオススメです。
ヤマハ30C4
ヤマハの中でも定番のマウスピースです。
新品の楽器を買った時に付いてくるマウスピースとしても有名ですね!
Tilz(ティルツ)S8
これも万人ウケするマウスピースです。ただ、アメリカシャンクなので自分の吹いている楽器のチェックも必要になります。
Alexander(アレキサンダー) 8
日本のプロが一番多く吹いてるアレキサンダー社のマウスピースです。
この8番も真ん中位のサイズなので一度試してみても良いかもしれません。
まとめ
私事ですが、借り物の中学校の楽器を吹いていてマウスピースだけでも自分の買った物で演奏した時はなぜか楽しく演奏出来た事を今でも覚えてます。
自分にあったお気に入りのマウスピースで演奏する事はとても大切ですよね!
ですが、知り合いの中には迷い過ぎて100本以上のマウスピースを持っているコレクターもいます。
これにしようと決めたらある程度の期間は浮気せずに吹き続ける事もマウスピースを決める時には大切な要素なのかもしれませんね…
みなさんが自分に合ったマウスピースを見つけて、楽しくホルンが吹けますように♪
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