どのような曲にも長い音というのはあますし、音楽をやっていくうえでどうしても必要な要素の1つです。
このロングトーンの練習は本当に時間もかかるし面白くないと感じる人もいるかもしれません。
ここではそのメリットと練習方法についてやっていきたいと思います。
今回はホルンの基礎となる練習について一緒にやっていきましょう。
ロングトーン練習によるメリット
ロングトーン練習によるメリットについて考えてみます
- 音がゆらゆら震えずにまっすぐ伸ばせるようになる
- 自分の目指す音色に近づけるには1番よい練習になる
- 音程も音量もコントロールできるようになる
- 時間のかかる練習なので長時間の集中力強化につながる
こんな感じでしょうか。やっぱり必要不可欠な練習だね!
デメリットとしては、誰もが長い練習時間を用意できるわけではないのですけど、
この練習には長い時間が必要って所です。
出来るだけ短い時間で効率のよい練習方法を考える必要がありそうですね…
ロングトーン練習例
練習をはじめる前に呼吸法の項目を見てからはじめる事を推奨します。
まだ見てない人は是非みてきてください。
それでは練習をはじめましょう。いくつか楽譜を用意しました。
練習する時にしっかりと守って欲しい事は
- 音を出す前にしっかりとリラックスする
- しっかりと息を吸いながら今から出す音をイメージする
- 自分の思ったタイミングでイメージ通りの発音をする
- 音を出している間は音量や音色が変わらないように気を付ける
- 吹き終わったら今の音はうまく出来たのか。そうでないなら何がダメだったのか考える
できるだけ効率よく上達するためには
上の5つを常に意識して練習するのだ!
ロングトーン譜例1
これは1番オーソドックスなパターンです。
ロングトーン譜例2
次は音が途中で変わるパターン。音が変わった時にふらふらしないように気を付けて!
この楽譜は音域が広いですが、無理のしないで自分の出来る範囲でやってみて!
ロングトーン譜例3
これは跳躍しながらのロングトーン。1つの音を演奏するように上手にスラーで演奏しましょう。
ゆっくりでいいから呼吸と音のイメージをリンクさせる事を
体に覚えさせるつもりでがんばろう!
まとめ
やっぱり時間がかかって面倒くさい練習ですよね。
ただ、私の周りにいるプロの方々全員が「大切な練習です」という位、演奏をしていくうえで必要な練習という物です。
簡単に良い音が出る練習はありません。でも、練習自体は難しいものではありません。
長い音をで吹いている間も、休符のインターバルの間もしっかりと音に意識を集中させて、
繰り返すたびにより素敵な音が出るように考えて試行錯誤しながらやってみましょう。
「基礎練習の基」の練習。まさにホルンの体幹トレーニングですね。
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