私自身もそうでしたし、ホルンのレッスンしていて質問される頻度が1,2位を争うくらい皆さんの悩みの種ではないでしょうか?
今回はそんな悩みを解決しつつ、この難しい課題との付き合い方を提案していきたいと思います。
- もっと高い音が鳴るようになりたい
- 楽に音が出せるようにしたい
- 音があたりません…
難しい問題の様に感じますが、決してそんな事はありません。
顔の形がみんな違うのと一緒で色んなアンブシュアがあっていいんですよ。
アンブシュアを整える事でのメリット
今の自分のアンブシュアを整えたらどんなメリットがあるのかかんがえてみましょう。
- 高い音が簡単に出せるようになる
- 難しいメロディを難なく吹けるようになる
- 大きい音から小さい音まで音量の幅が増える
こんな感じでしょうか?全部正解です。
自分にあったアンブシュアを使う事によって
色んな問題点の解決の糸口につながるよ。
これはしっかりと自分の物にして次に進みたいね。
そもそもアンブシュアとは?
アンブシュアとは管楽器を演奏するための唇や口の周りの形、使い方の事を言います。
ですが、欧米とアジアで顔の作りがちがったり、一人一人の歯並びや唇の厚さ大きさなど違いがあるので基本的な形と使い方を知ったうえで自分に合った方法に考えアレンジしていく必要があります。
たくさんの人が1つの基本的な形が全てと勘違いして自分に合わない方法でうまくなろうとして上達が遅くなる、最悪の場合吹けなくなる。そして楽器をやめてしまう。という所を見てきました。
せっかくホルンという素晴らしい楽器に出会って、演奏できるチャンスと巡りあったのですから自分に合った方法を考えアレンジしていき良い演奏が出来るようになっていきましょう。
ある程度は基本の形に自分をはめながらはじめて、
自分がいいと思う音が出て吹きやすい所が自分の正解。
アンブシュアに関して固定概念は上達の妨げにしかならないよ!
アンブシュアの形
唇の形
アンブシュアの口の形は「微笑して口をすぼめる」です。
図のような感じで矢印の方向に軽く力が向いているように意識してください。
「唇を閉じて軽く笑うように唇の端っこを横に引いて口笛を吹く時のようにすぼめる」です。
ではやってみましょう。すこしおおげさに口の形をいしきしながら
あ・い・う・え・お
と言ってみましょう。「い」の口の形してから唇の両端を保ったまま「う」の形までもっていき唇を閉じます。
その形を保ったまま口の周りの力を抜いてリラックスした状態にしてみてください。
基本的にはこれでOKです。あとはマウスピースをつけて「ブー」っと音を鳴らす時に良い感じになる所で吹いていればおおよそ間違いはないと思います
余程極端な演奏する時以外は唇周りの筋肉に力をいっぱいに込める事はありません。
普通に吹いてるのに全力で力を込めている場合は高い確率で間違いかもしれないよ。
リラックスして吹くことをを忘れずに♪
マウスピースの当て方
先ほど唇の形を作りました。その作った形に上唇が50%~70%位、下唇が50%~30%でおさまる範囲で当ててみましょう。
左右の角度はマウスピースが、上の前歯2本に均等に当たるように決めます。
上下の角度は、唇の形を作って演奏している時の上の歯と下の歯がギリギリくっつかない状態にした時にマウスピースが上の歯と下の歯に均等に圧力がかかる角度を探しましょう。
息の角度
マウスピースのカップの底の穴めがけて息を入れるのではなく息が穴よりも下に当たるように息を入れて唇を振動させるようにしましょう。
穴に直接当てると固い音、下(あごの方)に向ければ柔らかい音になっていきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私自身は演奏をしていてよく仲間からいつも笑ってるように吹くねと言われることがあります。
爆笑ではなく微笑くらいの顔の感じ、唇の形で演奏するのがよいのではないかと自分では感じています。
これが全員に当てはまる事ではないのですが、1つの形としてとらえて皆さんも試してみるのも良いのではないでしょうか?
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