プロモーションを含む場合があります

毎日の調子のコントロール方法 | 楽器演奏のヒントとアドバイス

コラム

毎日がんばって練習してますか?

毎日の「調子」がずっと良い状態だったらいいのになと感じた事のない人はいないと思います。

人間ですから、調子が良い日・悪い日と存在するのですが、演奏会当日や出来るだけ毎日の調子は良い方がいいですよね。

今回はその「調子」につい掘り下げていきたいと思います

かずお先生
かずお先生

どうして調子がよくなったり悪くなったりするのかを考えれば

ある程度はコントロールが出来る様になるよ!




調子のよい時ってどんな時?

調子のよい時を細かく分析してみる

まず、調子のよい時について考えてみましょう。

  • なんだかわからないけどハイトーンがバンバン鳴る。
  • いつもよりも難しい事が簡単にできる。
  • そもそも体が元気
  • なんだか楽しい

こんな感じしょうか?

なるほど。こういう時は吹いてて楽しいですしどんどん練習したくなりますよね。

1つずつ細かく見ていってみましょう

なんだかわからないけどハイトーンがバンバン鳴る
高い音を鳴らすための条件は音域の練習でもやりましたが
アンブシュアの振動部分が硬く小さくなっていてそこにスピードの速い息が通過する事で鳴ります。
という事は唇が硬くても振動しやすい状態速い息が送れる体の状態であるという事ですね。

いつもよりも難しい事が簡単にできる
これは唇が振動しやすい状態である事。それと集中できてる状態で実現できそうですね。

「そもそも体が元気」
そのままですね。体調が良いとホルンも調子が良くなります。
良い呼吸法もバンバンできそうですね!

「なんだか楽しい」
気分が前向きだと何事も前向きに活動できるし、集中力も高いです。

調子の良い状態をまとめると

まとめてみると

  • 唇に疲労の蓄積がなく振動しやすい状態
  • よく集中が出来ている
  • 体が元気
  • 気持ちが前向き

なるほど確かに調子がよい状態ですね。

この記事を読んでくださってるほとんどの人が「調子がわるい」という悩みをもって読んでくださってるんだと思います。

「調子がわるい」という原因を探すためにも「調子がよい」時の事をしっかりとひも解いていく事が、私は解決に必要なことだと思っています。

かずお先生
かずお先生

「よくわからないけど調子がよい」

「調子のよい理由がわかってる」

の方が調子のコントロールしやすいよね!

調子のわるい時ってどんな時?

では、調子のわるい時も考えてみましょう。

  • 昨日まで吹けたのに今日はハイトーンが鳴らない。
  • いつも吹ける所がうまく出来ない。
  • 音がカサカサしてて気持ちわるい。
  • 吹いていて息がくるしい。
  • おもしろくない。

こんな感じでしょうか?

やはり「調子のよい時」との真逆といった感じになります。

先程と同じように原因をまとめてみると

  • 唇に疲労が溜まっていて振動しにくい状態
  • ストレスがあって集中できない
  • 体調が悪い
  • 気持ちがネガティブ

こんな感じでしょうか。上手に吹ける気がしません…

かずお先生
かずお先生

体調管理やストレスの発散って大切だなと

改めて感じる結果だね…

調子のよい状態で演奏会を迎えるために

3つ原因

分析した原因は大きく3つに分かれてましたね

疲労
  練習量が多すぎないか。
  マウスピースの唇へのプレスしすぎ?
  変なアンブシュアで吹いてる可能性も。

体調
  体のリラックスが必要。
  気持ちのイライラでちゃんと吸えてないかも?
  姿勢がおかしくなってないか?

気持ち
  演奏会や緊張する場面が近づくと気持ちのコントロールが難しくなる。
  普段の生活で嫌な事があるためにストレスがある。

どうでしょうか?だいぶ整理がついてきましたね。

練習量のコントロール

本番が迫ってくるとどうしてもあせってしまい練習しすぎる事があると思います。

しかし、本番当日に「調子がよい時」を持ってこないと実力の半分も出せない事もあります。

本番に向けてしっかりと練習計画を立てて調子が悪くなる程の練習をしない様しましょう。

色んなフォームの確認

やはり本番が近づくあせりから、アンブシュアであったり体や腕といった所に力みが出てきて「調子のよい時」の形がくずれてしまう事も原因の1つになります。

鏡などを用意してフォームの確認やリラックスした状態の確認などしてみるのも「調子がよい時」に戻る方法の1つだと思います。

あせり

うまく行かない事が続くと、どうしても焦りとい感情が自分の中で大きくなってきます。

あせると無駄に練習をしすぎたり、力んでフォームを崩したりと良い方向に進むことはまずないです。

プロの様に完璧に演奏したい気持ちもわかりますが、今の自分の最高の状態を出し切ると思い感じる事が大切だと思います。

かずお先生
かずお先生

自分の実力以上の演奏は出来ないんだから

自分の実力の最大限を演奏会で出せる様にやっていこう!

もう1つ思う事

うまく吹けるけど、何かが違う…って感じる事があるかもしれません。

人によってはそれを「壁にぶつかってる」と表現する事もあると思います。

私がそういう時は「調子が悪い」のではなく気持ちの成長に体の成長が追いついてない状態だと思ってます。

基本的に上手になる階段は1段ずつしか登れないのに1段飛ばしで登ろうとしている状態と言いますか…

要は気持ちが先走った状態ですね。そんな時はじっくりと今出来る事を練習して良く休む

上手になりたいという気持ちはとても大切ですが、大きすぎると「あせり」となって調子を崩すほどの練習をしてしまい、結果的に「3歩進んで2歩さがる」状態になっちゃいます。

かずお先生
かずお先生

高い目標をもって練習する事と

急ぎあせって練習しすぎて調子を崩すのは全然ちがうよ。

まとめ

色々と書きましたが、私が一番実践していることは、「よく寝る事です。

寝る事で頭のイライラも収まって整理されますし、気持ちがリフレッシュします。

落ち着いた気持ちの中でもう一度できない事にチャレンジする事。
それを繰り返すとそのうちに出来るようになっていく。
という「成功体験」を重ねる事で「あせり」から解放される気がします。

「調子のわるい時」は基本的に練習量のコントロール、フォームの確認、気持ちのコントロールで解決していくと思います。

自分の実力をフルに出しきって良い演奏会(本番)を迎えてください♪

※この記事は、消費者庁国民生活センター等の情報も参考にして作成しています。

コメント