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大きな音を無理しないで吹くコツを紹介します

コラム

ホルンを吹くとき、大きくてきれいな音を出すのは難しいですよね。

大きな音を出すっていうのは、ただ強く吹くだけじゃなくて、いろんな技術が必要となります。

毎日の練習で筋トレの様な練習をする事も大切だけど、どんな音色で、どんな音の高さで吹くかも、とても重要となります。

今回は、ホルンで大きな音を出すためのいろいろなコツを紹介します。

記事のポイント
  • ホルンでの物理的な音量の増やし方とそのための練習の重要性
  • 音色を変えることで音の大きさをどう感じさせるか
  • 演奏時に他の楽器との相対的な音量をどう調整するか
  • 正確な音程が音の響きと達成感にどう影響するか




大きな音を解決するための問題点について考えてみよう

ここでは大きな音について考えてみようと思います。

大きな音を解決するための問題点は

  • ①物理的な音量
  • ②音色
  • ③相対的な音量
  • ④音程

だいたいこの4つに分ける事ができると思います。

①物理的な音量

これはみんなが思っている音量だと思います。

「p」や「f」といった感じでしょうか?

大きな音が吹きたいって聞くと大体この物理的な音量について答えが返ってきます。

基本的には筋トレ要素が大きいのでたくさんの練習が必要になってくるので、すぐに解決できない可能性もあります。

②音色で大きな音を出す

音色??と思う人もいると思いますが、「太く響きのある音色」と「バリバリとわれた音色」では同じ音量だと「バリバリとわれた音色」の方が大きな音に感じやすい傾向にあると思います。

これは割と簡単に出来て、B♭管で吹いている所をF管で吹いてみると「われた音色」になりやすいです。

基本的にある程度の大きな音が吹けている事が前提条件ですが、一度試してみるのも良いかもしれません。

③相対的な音量

これはさらに「???」となっていると思います。

簡単に言うと、周りの人よりも自分が大きな音を出していれば自分は大きな音を吹いているという事です。

みんなが同じ「f」と書いてあっても、周りのみんなに少し小さめの「mf」を吹いてもらえば良いという事です。

合奏をやっていても、「金管楽器!!うるさい!!」と言われる事ありますよね?その時は「f」と書いてあっても「mf」で吹いたりするのと似ています。

④音程

音の性質上、音程の合った音が集まると遠くに聴こえやすいという特徴があります。

逆に合っていないとお互いの音が打ち消しあって遠くまで届きにくくなってしまいます。

シチュエーションに分けて解決策を考えよう

個人の場合

全体のなかで「ソロ」を吹くと仮定します…(あー緊張する…)

普段の練習で「①物理的な音量」の練習をしっかりするのは大前提として、「②音色」は使えない場面もあります。

優しい音楽の時ですね。

荒々しい音で吹くのは表現としてまずい時は、「③相対的な音量」を使います。

まず、笑顔でみんなの事をほめてからお願いするんです。

「私のソロの部分を今よりも少し小さな音で演奏してもらえませんか?」と。

パートの場合

全体の合奏の時の盛り上がっている場面でホルンパートに対して「ホルン!音が小さい!!」と言われたと仮定します。

先程の個人の「優しいソロの場合」は周りにお願いする事で解決していましたが、この場合は「③相対的な音量」を使えなさそうです。

ですので、パートのみんなが普段から「①物理的な音量」の練習をしっかりするのは大前提として、

  • ②音色
  • ④みんなの音程

をしっかりと確認してみましょう。

全体の中での役割

自分のパートが「メロディー」なのか「伴奏」なのかでも必要な音量は変わってきます。

同じ「f」と書いてあっても「メロディー」は少し大きめ、「伴奏」は少しひかえめに演奏するとバンド全体のバランスが良くなると思います。

まとめ

基本的に大きな音は、日々の筋トレの様な練習が最重要になってくるんです。

しかし、今それが難しいのであれば他の方法でカバーして周りの役に立つ演奏をすることも可能なのです。

1人で無理をする演奏はかえって周りの迷惑になりかねないので、「大きな音で!」と言われた時に余裕がなければ今回の方法を試してみるのも良いかもしれません。

記事のポイントをまとめます

  • 物理的な音量は、一般に想像される音の大きさであり、多くの練習を要する
  • 音色を変えることで、同じ音量でも大きく感じる音を出すことができる
  • F管で吹くと、B♭管に比べて割れた音色になりやすい
  • 音程が合っていると、音は遠くまで届きやすくなる
  • パート全体での練習では、音色と音程の確認が重要
  • メロディーと伴奏の役割に応じて、必要な音量を調整する
  • 日々の練習が基本であり、すぐに大きな音が出せない場合は他の方法でカバーする

※この記事は、消費者庁国民生活センター等の情報も参考にして作成しています。